【これなら低燃費少女の方がオモロ】
アマプラ見放題にて。あー、このレベルかあ。…途中で飽きた。劇場だったらうんざりしてたと思う。
一応は、『ハイジ アルプスの物語』を元にしているらしいが、日本版ズイヨーのアニメを意識した箇所もあるね。しかしクララ・ゼーゼマンのカタカナ表記、ありゃ何だったの!?
エクスプロイテーションだからと映画作りをふざけちゃダメだよね。ふざけた演出なら時にハマることもあるが。“親しき仲にも礼儀あり”を忘れるとこうなってしまうのか…ベンキョになります。www
この作者って、タラ・ロドの『グラインドハウス』くらいしか見てないんじゃないか?アレって元ネタの2次創作みたいなもんだから、それをさらに2次創作しても味は薄まるばかりじゃん。
特に、妙に長い女囚物語パートがヒドイ。この道の大家wジャック・ヒルって巧かったんだ、と改めて感心してしまった。
肝である、女優陣がここまで魅力薄なのも珍しい。元々『アイアン・スカイ』の製作メンバーが始めた企画らしいが、アチラではユリア・ディーツェ始め、敵陣もまあレベル高かったじゃん。今回は地域密着型だから、スイスの美意識だとこう違う、で話を終わらせるつもりだったのだろうか?
女収容所を出すなら、ダイアン・ソーン的所長を出すのも正しきエクスプロイテーション映画でしょうに!
一方、確かに、スイスの文化に親しんでいれば、もうちょっと笑えたトコロもあったような気はする。
キャスパー・ヴァン・ディーンは芸歴の長い分、やっぱり達者だった。が、個人的には、イアン・ホルムのパチモンみたいなクノール司令官役のおじさんに目を奪われた。www ハイジを喰ってるよね。
それにしても、せめてクララには立ってほしかった…。
大変落ち込んだので、久しぶりに『低燃費少女ハイジ』を見直す。…おお、一気にリハビリ!やっぱりアルムおんじはユキちゃんに乗って走るべきだし、ロッテンマイヤーはくそばばぁでないとね!www
<2025.1.2記>