社会のダストダス

手の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

(2022年製作の映画)
3.5
ロマンポルノの何たるかも知らず、なんだかエロい響きという理由だけで観に行った人がここにいるらしい。今年は何だかエッチな映画を観ることが多いです、そんななかでも上の中くらいのエロさでした。

これまで付き合ってきた男性はほとんどが年上のおじさん。151匹のおじさんの写真を集めオジサンマスターを目指すさわ子が、同年代の同僚との恋愛やあまり上手く話せない関係の父親との距離感に思い悩み、徐々に心に変化が訪れる。

さわ子の守備範囲は世に言うイケオジばかりではなく、バーコドやビール腹も含まれる模様。自分の知らない世界を見せてくれるおじさんへの興味、このおじさん達を知るという行為が、父親が考えていることを知りたちということでもあるのは想像に難しくはない。

作中、手紙やスマホの画面の文字が映される場面が何度かあるのだけど、エッチなシーンで目が充血しそうなくらいの集中力を使ったからか、ことごとく字を読み取れなかったので私もおじさん化がだいぶ進行してきたのかもしれない。おじさんに優しい映画と見せかけて、おじさんにはあまり優しくない仕様でした。

あんまり内容について書こうとするとスケベな事しか書かなそうなのでこのくらいにしときます。