電気羊

手の電気羊のレビュー・感想・評価

(2022年製作の映画)
3.7
主人公の福永朱梨ちゃんと妹のJK役の大渕夏子ちゃんのセックスシーンがなかなかハードで良いハートフル作品。

主人公の若いOLはオジサンスキーというファンタジーながら、ただのヤリマンではなく好きになったオジサンと肉体関係を結びながら、付き合ったオジサンの写真集を自作するのが趣味であった。
そんなある日、同年代の男から告白され、オジサン好きから普通の恋愛に移行するかと思われたが、若い男なぞ所詮はヤリタイだけのセフレ扱いで、他の女と結婚すると別れを切り出される。

主人公は、ちょっと切ない思いをしながらもまあそんなもんだろうとあっさりと別れるが、自宅に戻ってオジサン写真集を一瞥し、キッチンで夕食を食べていた父親に向かって一緒に旅行に行こうと話しかける。
普段、娘との接し方が不器用な父親が、主人公が幼かった時のように「いいよ。旅行に行こう。さわちゃん。」と返答すると、主人公は、郷愁に駆られ涙するのであった。

ラストの涙をこらえるシーンがグッときたね。
電気羊

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