舞台は沖縄。
普通なら高校に通ってる年齢の少女が主人公。２歳の子供を抱えキャバ嬢をやって暮らしている。
福祉の手は？
どうしてこの子は、この親子はこんな暮らしをしないといけない？
沖縄県知事の所信表明が空疎に響いた。
やるせない。こわい。
見たことない役者ばかりで、地味？だけど、目が離せないつらい物語。（早く寝ようと思ったのに最後まで見てしまった）
そして他人事と思ってはいけないと思う。アオイを若くて未熟で無知だから窮地に陥ったと嘲ることはできない。
沖縄だけの問題ではないと思う。
日本は、どうなっちゃうのか心配なレベルだった。
主人公のアオイの演技は自然でよかった。
おばあはWOWOWの「フェンス」のおばあだった。
みょーな感動物語にせず、それでも私達生きてます、とか、これもまた人生、とか、それなりに楽しくやってますとかの感じにしたりしないで、問題を真っ向から扱う姿勢がよかった。
なんでその男と別れないの？って思うけど、たぶん生きてきた中でアダルトチルドレン的ななにかによって、しがみついてしまったり依存してしまうとか、そういう「普通」では考えないような行動になるのかも。
自分ならこうする、という考え方は通用しないのではないかな。
