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アイアンクローのshortのネタバレレビュー・内容・結末

アイアンクロー(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーがどうこうというより、この一家に起きた出来事自体がドラマチック過ぎて衝撃を受けた。


呪われた一家というよりも、父親に問題がある。
幼子の長男の死は置いといて、いや、それも含めてかもしれないけど、死を受け入れて向き合い、きちんと悲しむということをしてこなかった、兄弟たちに悲しむことも泣くことも許さなかったこの父親の、子らへのそうした関わり方が、子らを死に至らしめた。
息子を利用して搾取していた毒親。子が自殺の懸念を抱えていても放置するなんてありえない。
母親もフォローに回るどころか、父親に倣い「兄弟間で解決しなさい」というスタンス。一見仲良し一家だけど、土台はもろく、かんたんに崩れてしまったのではないか。ウィキペディアを見ると妻とも離婚している。
そんな中で実質長男のケビンはよく頑張ったと思う。
実際のところはどうなのかわからないけどね。
ウィリアムズ姉妹の父親も「ドリームプラン」を見たときも同じようなことを感じたけど、そういう親でないと選手として大成できないのかな。日本の有名スポーツ選手にもあるかも。

ケビンの息子たちもプロレスラーになってるらしい。二の舞いにならないように願うばかり。
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