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ビーストのkitoのレビュー・感想・評価

ビースト(2022年製作の映画)
3.0
わかりやすく、手堅くまとまったパニック・サバイバル。

ヴェロキラプトルをライオンに置き換えたまんまジュラシック・シリーズ風なので、主役の家族は助かり、密猟者たちは全滅するなどお約束な展開が続く。新味はないけれど、短いしサクッと楽しめた。

主役のイドリス・エルバはNHKで観た「刑事ジョン・ルーサー」の破天荒刑事役のイメージが強烈で、前段での”善き父親像”とはいえない本作のキャラに合っていた。もちろん、終盤にはキャラ変するのだけど。

原作も読み、映画・ドラマも観た「野生のエルザ」を思い出す。当時は当然、本物のライオンで撮影されていて、YouTubeでテーマ曲を聴きながら数分間の映像を見直すと、やはり驚くほど自然に撮られている。

一方、本作のCGライオンも凄いとは思うのだけど、重量感や動きにまだほんのわずかだけど違和感があった。まあ、それもきっとAIがすぐにもなくしてくれるのだろう。
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