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デス・ストームのkitoのレビュー・感想・評価

デス・ストーム(2021年製作の映画)
2.7
竜巻ムービーというより普通のヒューマンドラマだった。

郵便の再配達待ちに見始めた。郵便を受け取ったら観るのをやめるつもりだったが、どうも再配達の指定が上手くいかなかったようで一向に再配達が来ず、結局、全編見終わってしまった。

アメリカの竜巻被害は恐ろしい。その昔ヘレン・ハントに惚れた「ツイスター」(1996年)の続編「ツイスターズ」が今夏公開というのを知って、Amazonのそれっぽいオススメについ釣られてしまった。少女が巨大竜巻を見上げるキービジュアルは王道のパニックムービー感に溢れている。

しかし、中身はと言えば、娘の予期せぬ妊娠や息子のゲイ告白、不法入国・就労している労働者の苦悩、聴覚障害を持つ少女などなど小さな田舎町で薄い群像劇が描かれる。静かなクラシカル調の劇伴がずっと流れており、監督にアート志向がありそう。

竜巻襲来シーンはいかにも低予算のB級感に溢れており邦題といいまさに "午後ロー" チック。ただ、アン・ヘッシュが出ていたと観終わって知ってビックリ。ハリソン・フォードと共演した「6デイズ/7ナイツ」は可愛かったなあ、本作では彼女と全然気が付かなかったけれど、、、
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