BROOK

カラオケ行こ!のBROOKのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.5
試写会日:2023年12月28日
試写会場:こうのすシネマ
パンフレット:950円


歌に必要なのは、愛――!


原作未読。


「紅だああああああああああああ」
(”あ”は12個ね)

これ、言いたかっただけ(笑)

あ、、、最高に面白かった~♪
こういう作品、ホント大好き、大好き過ぎる!!
さすが野木亜紀子脚本作品だけはある!!!

2024年1月公開の作品を2023年度中に観ることが出来て、嬉しい限り。


成田狂児役の綾野さん、岡聡実役の齋藤さん、ともにハマり役だったと思います。


映画は、雨でずぶ濡れの狂児が大阪府の全国合唱コンクール会場で足を止めるシーンから始まります。

中では、聡実が部長を務める部の合唱の最中で…
結果は3位となり、全国大会に行くことは出来ず。

臨時顧問の森本先生がトロフィーを忘れてしまい、聡実が取りに行って戻って来ると…
そこに狂児が現れ、聡実はなぜかカラオケに誘われる。

ヤクザの狂児は組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける”出来事”から逃れるため、合唱部の部長である聡実にレッスンを頼む。

そんな狂児はX JAPANの「紅」を聡実の前で早速披露。
聡実は彼の歌声を聞いて、鋭い指摘をするのだった…。


中学生とヤクザが織りなす青春ドラマ?青春コメディ?
というか、そもそも中学生とヤクザが出会うという設定自体が面白いよね。
それがまさかのカラオケのレッスンだなんて~♪

狂児演じる綾野さん、めちゃ歌ウマな気がする。
「紅」もそこいらの素人よりも上手かった!!


もちろん中学生がヤクザの世界に足を踏み入れることで、
”恐怖”を感じるシーンもあるんだけど…
そこは優しく狂児が上手く取り繕ってくれて、こういうヤクザ…なんか良いね!って思ってしまった(苦笑)


クスッと笑えるシーンも多く、個人的にはヤクザの尾形の手の甲に彫られた”あるキャラクター”が最高だった!
あの入れ墨はさすがにマズいっしょ。


展開的にはちょっぴりの感動もあり、聡実と狂児の”関係”がホント面白可笑しく描かれていて、盛り上げ方も上手かったー!

きちんと聡実が歌うシーンもあるので要必見。
やっぱりその曲だよね?ってね。。

あと、聡実と映画を観る部の部員との会話とかめっちゃ好きだな。


エンディングテーマのLittle Glee Monsterの歌う「紅」も素敵♪

そうそう、エンドロール後にも映像があるので注意。


原作には続編もあるらしいので、是非とも映像化をお願いしたい。
BROOK

BROOK