このレビューはネタバレを含みます
紅(くれない)の映画です、これは。
ひとりで映画を観た人はほぼ必ず紅を聴きながら帰るのではないでしょうか。
組のカラオケ大会で絶対にビリになりたくないヤクザが、歌が上手くなりたくて合唱部の中学生に歌を教えてもらうためにカラオケへ。
途中まではところどころ笑わせてくるのだけど、終盤カラオケ大会当日にヤクザが死んでしまい…?
というお話。
まさか最後泣いてしまうとは。
狂児との思い出を振り返りながら聡実が歌う紅がもう…
ももちゃん先生が言ってた「(コンクールで優勝できなかったのは)技術も声量も申し分ないけど…愛が少し足りなかったかな?」は正しかった。掠れたり外れたりそんなのどうでもいいくらい聡実の歌が響いてきて泣けました。
シャウトする綾野剛
裏声で歌い続ける綾野剛
ピンとした姿勢で紅を歌う綾野剛
いろんな綾野剛が見れます。
最後に本当にどうでもいいけれど、冒頭でカラオケの部屋に行くまでに、他の部屋からうっすら漏れ聞こえてきたサウダージを当てられて嬉しかった。