じょうパン

カラオケ行こ!のじょうパンのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.0
面白そうやと思って、映画館で観そびれた作品でした。案の定面白かったです。笑える部分もあり、結構感動できるシーンもあり楽しめました。
かなり真っ直ぐな作品なので好きでした。

◻️脚本
ヤクザと中学生の関係は普通に考えたらおかしいけど、そこまで気にならずに観れました。一つ気になったことは、最初の「カラオケ行こ」で聡実が着いていくのが信じれませんでした。普通だったら変なやつに絡まれたら、ましてやヤクザに絡まれたら逃げ出したくなるのに、カラオケに行くのが少し不思議でした。
ただそれ以外を除けば特に違和感なく観れました。特に狂児が歌う紅が最高でした。また最初は紅で笑えてたのに、最後に聡実が歌う紅はもう声変わりが進んでいる声で決して綺麗ではないけど、必死に歌っていて感動しました。


部活での難しい関係のサブストーリーも良かったです。和田の必死にやりたい気持ちは分かるけど、中川さんがあんだけ面倒見てくれてるのに感謝というかありがたみを感じていないのがちょっと面倒くさいなと感じました。あの顧問の先生優しいんやろうけど、生徒の要求を流していて、生徒のために本気でやっていないのかなと感じてしまいました。
また、最後の合唱祭に出ない事になんでみんな必死に止めないのか、また親はどう思ってるのか気なりなりました。

映画を見る部で流れる映像も全部は分からんかったけど、物語と関係があって面白い演出でした。あとお父さんからもらった鶴の傘ってヤクザっぽいからなんかな?

◻️映像
事故現場をあたかも狂児が死んだかのように見せる映像が良かったです。騙されました。

◻️まとめ
ヤクザ絡みの映画ですが、人間の温かみを感じる映画でした。原作読んでみたいなと思いました。あと続きがありそうな終わり方なので続編作って欲しいです。
綾野剛の演技思ってた以上に良かった。
あと配信するの早くね?今年公開やろ?

2024 50本目
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