ニクガタナ

感染列島のニクガタナのレビュー・感想・評価

感染列島(2008年製作の映画)
3.3
医療従事者が主役の、謎のウィルスパンデミックシミュレーション。公開当時は日本でパンデミックなんて起こる訳ないと思ってたが、コロナ危機に直面して良い機会と言うと不謹慎だが、瀬々監督がこんな作品を?とずっと気になってたので鑑賞。飽きずに観れるが、低評価が納得のお粗末な脚本。リアリティ感じさせる作りだが嘘が多そう。冒頭の「アウトブレイク」みたいな飛沫感染描写要る?東南アジアの島で感染者がゾンビみたいになってみたり、1年も経たずに都内の荒廃ぶりがとんでもなかったり、病院内人手不足のはずなのに彼女の今際の際に間に合うよう主人公を送り出してみたり色々いい加減。恋愛劇とパンデミック解決軸のバランスが悪い。群像劇の軸も多すぎて散漫。中学生カップルの女子以外はナイスキャスティング。妻夫木聡はカッコよく、檀れいが美しくマスクで覆っちゃもったいないので、隙あらばマスク外してます。医療従事者の感染はやりきれずつい涙が。現況への教訓として医療現場に迷惑かけないよう家で大人しくしようと思う。
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