ニクガタナ

ハート・ロッカーのニクガタナのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.5
ジェームス・キャメロンの元嫁 キャスリン・ビグロー監督による、ずっと観たかった2010年のアカデミー作品賞受賞作。アカデミー史上初の女性監督による監督賞受賞作でもある。イラク戦争中のイラク舞台で展開する爆弾処理気狂いの話。少年の腹に爆弾埋め込む人間爆弾とか戦場の異常性が際立っている。戦争に正義などないが中毒性はあるらしい。主演のジェレミー・レナーかっこよし。ロボットみたいになる防爆服姿が好き。ドキュメンタリータッチな撮り方でなかなかの現代戦争リアリティ。CGに頼らないガチ爆発撮影の迫力がまぁ凄まじく、まぁまぁ面白いけど、なんでこれがアカデミー作品賞受賞?当時何がアメリカ人に響いたのか不明。国連施設の爆破はテロの目的が分かるが、街中の道路爆破して何の意味があるのかも不明。身体に着けられた自爆装置の解除を求める男との対峙は切なくて泣ける。平和な国で生きてる幸せだけは痛感する。
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