「君はいい人間か、悪い人間か。」
イタリアの小さな町で平穏を見つけたマッコール。しかしそこにマフィアの手が忍び寄っていた。
大好きなイコライザーシリーズ最終章。期待に胸を膨らませて行ってきましたが…いやはや、冒頭から驚きました。
シリーズを未見の方からしたら、マッコールがまるで冷酷な暗殺者に見えたのでは？
敵のアジトで暗闇の中に鎮座する姿には悪魔のような恐ろしさを感じましたね。
また前作までにはなかった耳をつんざくBGMもより恐怖感を煽っていました。
でもストーリーが進めば一安心。弱きを助け強きを挫く、いつものマッコールでホッとしましたね。
街の人々に助けられたりと、過去シリーズとは違った側面も描かれていてほっこり。
紅茶のルーティンにはニッコリ。やはりこのシリーズには欠かせない描写ですね。
そしていつもの如く圧倒的な強さで悪を成敗するマッコールでしたが…正直物足りなさもあって。
過去作と比べるとバトルが淡白に思えたんですよね。バトル自体も少なめだし。
最後は暗闇から一方的に虐殺って感じで、あまりマッコールの凄味を感じられず。
デンゼル・ワシントンもいい歳だから仕方ないけど、ちょっとあっさりすぎてそこは残念だった。
マッコールがなぜエマにタレ込みをしたのか？この伏線回収はシリーズファンには嬉しかったです。
ファイナルに相応しいめでたしめでたし感はありましたが、これで終わりかと思うと寂しいですね。
イコライザー前日譚を計画中との噂もあるので、楽しみに待ちたいと思います。
