医師のローズは患者が笑みを浮かべながら自殺するのを目撃する。その日を境に周囲で奇妙なことが起こり始める。
本来はポジティブなイメージの笑顔をホラーに落とし込んだ作品。笑みを浮かべながら自殺というのがとにかく怖い。ジャンプスケアを多用しているのも恐怖を倍増していたように思う。
本作がとても良いなあと思ったのはローズが目撃することになる少女の自殺のシーン。少女は笑みを浮かべながらガラスの破片を顔の輪郭に沿って切りつけて自殺するのですが、鑑賞時は「なぜその切り方?」と思った。直後のシーンで霊安室に置かれた死体に血が滲んでいるカットが挟まれていて、嫌なことするなあ(ホラー映画として褒めています)と思ったんだけれど、鑑賞後にあの血の滲み方がちゃんとスマイルになっていることに気づいた。めちゃくちゃ良い。
本作で特に怖かったのはローズの家のセキリュティシステムの誤作動で警報が鳴ったシーンでセキリュティ会社の「後ろを見て」という台詞。あれはとにかく怖かった。ホラー映画を観て久々にちゃんと怖いと感じた。
意外だったのは自殺が連鎖していくということ。これが「リング」の呪いのビデオみたいで、謎解きにもなっていて面白かった。
本作で難点というか謎だったのは、なぜ笑みを浮かべるのか?ということと終盤のクリーチャーかな。
以下は個人的なメモ
-----
冒頭からしてキモイ始まり方
タイトルクレジットがやけに派手だな。
霊安室に置かれている死体の血の滲み方。スマイルになってる。
「私はフリー」
引き出しや冷蔵庫の中から撮る画角。見られる構図。
セキリュティ会社からの「後ろを見て」は怖すぎる。
母親の自殺。
スマイルエクソシスト
ジャンプスケア
自殺を目撃したのが引き金?
「リング」のような死の連鎖。呪いのビデオ。
自殺の回避方法。
全員一週間以内に自殺。
-----