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スマイルのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

スマイル(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
結局、主人公は悪霊に負けてしまうというバッドエンド。
ラストはあえての古典的ホラーの終わり方だったのか分からないが、それまでは演出も良くて面白かった。
マリリン・マンソンみたいな悪霊でした。

【ストーリー】
精神科医のコッターは大学で起きたある事件の目撃者である大学院生の診察をすることに。
その事件とは、教授がハンマーで自殺したというもの。
彼女は人には見えない人ならざる物が見えると言う。色々な人に化けて、常に笑顔でいるという。
彼女は、そいつに今日乗っ取られると言われたという。
誰も今日死ぬことを信じてくれないと悲しんでいると、突然、何者かに襲われているように暴れ出した。
電話で救援を呼んでいて、振り返ると彼女は笑顔で花瓶の破片を使い、首を切って自殺。
その時の様子を警察で事情聴取され、自宅に戻る。
翌日、病院に行くと、患者のカールが笑顔でいた。そして、お前は死ぬと言われ詰め寄られる。
そのことを同僚の医者に話したら、カールは攻撃的な性格ではないため、錯覚ではないかと、昨日の事件の影響ではとのことで、1週間休みを取ることに。
家に帰り、1人でさお酒を飲んでいるコッター。
すると、突然人感センサーが作動する。
玄関に行くと誰もいない。リビングに戻ると今度は電話が鳴ると、相手は警備会社で誰も入れてないかと後ろを見てみてと言われ後ろを振り向いた瞬間、また電話が鳴り響く。
幻覚だったのか、今度は警備会社と話をして到着するが誰もいなかった。
それから、笑っている人やおかしな現象が身の回りで起こり始めて、周りの人や夫までも狂人扱いするようになる。
知り合いの警官に自殺した教授の事件について調べてもらい、そこから更に教授は何か事件に関与していないか調べると、数日前に自殺の目撃者となっていた。
更にその人も目撃者となっていて、自殺は連鎖していることがわかった。20の自殺事件が連鎖していたが、その中で1人だけ助かっている人がいた。
その人は殺人を犯して刑務所に入っていた。
話を聞くと、隣人を残忍な殺し方をして、それを他の人に見せることでその人にうつしたという。
トラウマが原動力でその何かは動いているということがわかった。
そして、コッターは誰にも会わないよう1人でいるようにした。
今は廃墟となっている元実家に行った。
コッターのお母さんはコッターが小さい頃に亡くなっていた。表面上は自殺だが、本当は間違って薬を飲んでしまい、コッターに助けを求めたが、コッターは電話できなかった。
夜になると、母の霊が現れた。
なぜ助けを呼ばなかったのかと。母がモンスターで怖かったと。罪悪感を感じながらずっと生きてきたと。
すると、母は大きなモンスターに変身して突然襲いかかってきた。
コッターはこれは自分の心の問題と言い、その何かに抵抗。
腕を折り、炎を付けて家ごと燃やした。
そして、コッターは警官の元へと戻った。
そこでゆっくり眠らせてほしいと伝えると突然不気味に笑った。その部屋から飛び出すと目の前には廃墟の実家が。
警官の男も心配して来ていた。
コッターは廃墟の中に入り、鍵を掛けた。すると、中にはあのモンスターがいて、コッターの口を大きく開けて中に入った。
警官が扉を蹴破り、中に入るとコッターがいた。
そして、目の前で笑いながら焼身自殺をしたのであった。
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