トライベッカ映画祭にて。
「信頼」にまつわる5つの物語からなる群像劇。トリーヌ・ディルホム、ヤコブ・セダーグレンが出ていた。
元は5つの短編小説らしい。
同級生にいじめられ英語教師に助けと癒しを求める少年の話
アフガニスタンに強制送還する家族に同行する医師の話
ビーチで過ごす母と娘の話
葬式に出席する新婚夫婦の話
過干渉なAirbnbオーナーと宿泊カップルの話
何事もない日常に見える話からいきなりヒヤヒヤする話まで。
信頼とはすばらしいことでも、いとも簡単に崩れかける。愛にまつわるもの、仕事にまつわるもの、アイデンティティにまつわるもの、道徳的なもの。それが崩れたり揺らいだり。
「信頼」を持続するために真実を秘めたまま封じ、それでうまくいけばまだよかったかもしれないが、何かの綻びは出てきて露になったときさらに状況は悪い方にいくこともあるもんだ。
胸にしまっておいたほうがいいのか、信頼関係を築くには腹を割って話したほうがいいのか、話しても分かり合えない受け入れられないこともあるし、話さなくても通じあうこともある。
人間は良くも悪くも面倒臭い……みたいなドラマに感じたが、トリーヌ・ディルホムのパート(強制送還に同行する医師の話)だけは、プロとしての信頼・尊厳・倫理の話で、基本テーマは同じだけど他と少し違う雰囲気だった。
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