半月板損傷

チケット・トゥ・パラダイスの半月板損傷のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

安定のTHE ジョージ・クルーニー設定

「軽薄でちょっとクズだけど、愛嬌があってどこか健気で、最終的には憎めないイケオジ」って感じの平常運転ジョージ・クルーニー節をふんわりと堪能するには良い作品。
ずるいねーこのキャラ。こんなじじいになりたいわ!
野ブタを狩るシーンで「On my count..1...2...3」と言わせたのはER緊急救命室へのオマージュ?

娘の結婚に猛反対の元夫婦(ジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツ)が、いかにして、どんな心の移り変わりを経て娘の結婚を祝福するに至るのか?がやっぱり見どころだと思うんだけど、どうもそこらへんが雑っていうかボンヤリだった。

ちょっとしたハプニングがちょいちょいあって、険悪だったこの元夫婦が何となくいい雰囲気になっていく。そのついでに何となく祝福路線にも傾いている、そんな感じ。
要するに、結局自分が満たされてれば人の事も祝福できる余裕がうまれるって話なのかな、まぁそれならそれでリアルだけど。

ていうかこの元夫婦が険悪ってのがそもそものっけからすごく表面上っぽいというか、ホントは絶対めっちゃ気が合うよね?!なオーラがずっと出まくっているので、パイロットの彼の末路が最初から読めすぎて哀れだ。

てか、指輪係の少女に紛失の濡れ衣をきせて泣かせておいて何の罪悪感も表明しないのは地味にモヤる。

エンドロールでNG集が流れるタイプの映画を久しぶりに劇場で観た気がする。

僕も妄想の世界でどっか南の国で逆玉の輿にでも乗って永住したいなあ。
半月板損傷

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