BROOK

ハンガー・ゲーム0のBROOKのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2023年12月23日
パンフレット:950円


雪は、頂に降る――!


ジェニファー・ローレンスの大出世作「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚。
ジェニファー演じるカットニスと対峙するスノー大統領の若き日の物語となっています。

自分、、、
やはりこのシリーズが好きだな~♪
アメリカでは絶大な人気となったヤングアダルト小説だが、
日本だと映画はシリーズを重ねるごとに上映劇場数が少なくなっていったような…(汗)
それでも、どうにか全て映画館で観ることは出来たんだけどね。


今回の主人公はスノーとルーシーで…
スノーを演じるトム・ブライスはCateenことピアニストの角野隼斗にそっくりでした♪
ルーシー演じるレイチェル・ゼグラーは「ウエスト・サイド・ストーリー」より良かったなぁ。


映画は、暗黒時代、第1回ハンガー・ゲームが開催される3年前にダイガレスとスノーが食糧を探し回っているシーンから始まります。

どうにか食糧を見つけ、帰宅すると…
父親が反逆者に殺されたとの知らせが入る。


成長したスノーはアカデミーでプリンツ賞受賞の有望株となっており、受賞すればお金が貰え、没落した貧しい暮らしから脱却出来ると考えていたが…
ゲームメーカーのボール博士、ハンガー・ゲームの立案者のハイボトムによって、アカデミーの優秀な生徒はプレイヤーの教育係となり、最も観客の支持を集めた者にプリンツ賞を授与することが決定する。

スノーは第12地区のルーシーの教育係となることが決まり、彼女が選出される時に突如歌い出す映像を見て、自分の有利になるかもしれないと考える。

そして、スノーはルーシーと対面し、徐々に彼女に惹かれていき、必ず守ると告げるのだった…。


シリーズでドナルド・サザーランド演じるスノーにも、”こんな時代”があったんだねーと、非常に興味深く見ることが出来た感じ♪

とりあえず、スノーは「スター・ウォーズ」で言うアナキン・スカイウォーカーということでしょうかね(笑)
彼がどのようにして闇落ちしていったのかが丁寧に描かれていました。


作品はパート1「教育係」、パート2「賞金」、パート3「治安維持部隊」の3章構成となっている。

特に注目なのがパート2とパート3ですね。
スノーがダークサイドに落ちていく様子が非常に面白いです♪


もちろん、プレイヤーたちが戦うハンガー・ゲームも見応えがあって…
でも、闘技場の中での出来事なので、そこまで大興奮、、、とまではいかないかもしれない。
まだ古いシステムのままだしね。
教育係とプレイヤーの”連携”もまだまだ発展の余地あり状態なので。

それでも、ゴール博士の大量の蛇の投入は、鳥肌モノ…(汗)


ハンガー・ゲームでの戦いがどのような結末になっているのかは、観てのお楽しみ。
上映時間が2時間37分なので、そこからさらにもうひと波乱ある感じにはなっています。

そうそう、前日譚なのでシリーズを観ていなくても大丈夫だとは思う。
”カットニス”の単語が出てきたりはするけれど。

ルーシーはカットニスと関係あるのかなぁ…???


とりあえず、スノーが大統領になるまではまだ”期間”があるので、続編もありっちゃありかもしれない。
原作者には書いて欲しいし、それを映像化もして欲しいところ。
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