ゆずきよ

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のゆずきよのレビュー・感想・評価

3.9
子供達のリクエストでおやつ食べながらドラえもんの映画。
金曜ロードショーを録画したものです。

物語は、理想郷(ユートピア)の話を聞いたのび太が例によってドラえもんに頼み、友人達と共に騒動へと巻き込まれて行くお話です。
のび太を泳がせてひっかけるドラえもんと、ドラえもんを煽り上手く操る策士のび太。
今回は空が舞台なので先ずは飛行船に乗ります。
飛行船と言えばツェッペリンですね。
一瞬でわかる山里亮太の声。
ドラえもんって個々のイメージカラーをとても大切にしています。
それぞれの飛行機とか服装での表現が上手いです。
やっと見つけた理想郷は最初から何処か怪しくて。
これは完全に親のせいだと思うのですけれど、
「きっと裏切るよ」
「いやそもそも騙されている」
「実はこの島自体が存在しないとか?」
「最初は敵だけど最後には仲間になる」
などとドラえもん映画あるあるで先の展開を予想する子供達。
もっと純粋に楽しもう?
未来設定での登場人物が少しわかりにくくあったりしますが、映画らしい派手な展開が続きます。
それと個性の無いジャイアンとスネ夫は怖いです。
中盤以降の息詰まる展開に、わかってはいるけれどハラハラしました。
パラダミアン計画というネーミングセンス。
今回はきちんと主役しているドラえもん。
そして何よりのび太のポテンシャルの高さ。
これぞドラえもん映画ですね。
不覚にも毎回ウルッとさせてくれます。
小学生とは思えないジャイアンのパワー。
やはり悪い奴と言えば中尾隆聖の声ですね。
予想の斜め上を行く伏線回収。
正直驚かされました。
タイムパラドックス的な問題はあるにしても細かい事は気にしたら負けです。
思わず「国を…守ったんだわ」と呟くところでした。
子供達と予想した通りのラストシーンに一同大笑いで終幕です。

ドラえもん等のアニメ映画は子供が生まれてから観るようになりました。
レビューは書いていませんが、大魔境や秘密道具ミュージアムなどは何回見せられたかわかりません。
今回はその中でも終盤の展開は子供にもわかりやすく、且つ大人も楽しめるものだった様に感じます。
こういう映画時間も大切にしていきたいです。
ゆずきよ

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