アセクシャルというカテゴリを描いた映画は初めて観たかも。
こんなにいろんな分類ができてしまう世の中、アセクシャルな人がいてもおかしくはないけど、それを理解してなければ周囲はやかましく言い続けることでしょう。
旧態依然とした感覚だと、人の心が掴めない時代にますますなっていくんだろうと思います。
パーソナルな人生を生きたい渇望を、欲望のなさと表裏一体にして、三浦透子さんが好演していました。
同じくパーソナルではあるけど、佳純とは正反対な貪欲さを前面に出した前田敦子さんもよい。
2人の生き方は真逆には見えるけど、それもまたありなのです。
場面転換のちょっとした表情の変化で、次のシーンの前触れを示せているのはいいですね。余計な説明のシーンが少なくなるので多用してほしい。