ちょっといっぱい名前が出てきて声だけとかでなかなか理解するのが難しかったけど、この映画を観ながら、生物学的に男性の性欲の強さと感情面で共感性（怖い、嫌がってる）が女性に比べて低いことも性犯罪がなかなか無くならない理由だなと思った（勿論個人差有り）。あとなんか楽観的な人多い。普段楽観的なのは良いけど、気持ち悪いって言われたら本当に気持ち悪いから、気付いた方が良い。そういう人は都合の悪いことは聞こうとせんけど。
だからこそ皆んなで声を上げていくことが必要なんだと思う。
映画業界（芸術界はそうなのかも）はセクハラだけでなく、パワハラも多いと思う。
脚本とかもよほど売れない限り使ってもらえないから安い値段で叩かれたり、名前奪われたり。反抗したらもうその業界では生きていけないから、若者の夢を追う気持ちを権力者に利用される。どこの業界でもありがちやけど。
ジャーナリストはやっぱりかっこいい！
脅迫に遭ったり、なかなか会ってもくれない人を説得する記者さん達二人が奮闘する姿も感動したし、上司がまた毅然とした態度でめちゃくちゃ頼りになる！
常にテープとってるし、自分の発する言葉の重さ、記事に書く言葉の重さ、社会に与える影響、プレッシャー、本当に責任の重い仕事だと思う。
最後名前を出して声を上げると決断した勇気にも感動して、涙が出た。
人間としての尊厳は絶対に護られなければならない。
声を上げることも勇気のいることだけれど、示談に応じさせられ、声を上げられないことがその人の尊厳を奪い、どれだけ辛いことかが分かった。その時に勇気を出せなかった自分を責め続ける。
「出来たことは変えられないけれど、声を出すことで、次の犠牲を防げる、社会の未来を変えられる。」
記者の信念と証言者の勇気、いずれかが欠けるとMEToo運動は起きなかった。
そして、それはおかしい、変えないとと思う我々国民がいたから、社会は変わった。
映画を愛する者として、責任を持って観なければいけない映画だ。
あと、やっぱり何事も証拠が大事やと思う。
