TakuyaKoroku

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのTakuyaKorokuのレビュー・感想・評価

3.5
ハリウッド映画界の最重鎮、ハーヴィー・ワインスタイン氏を女優や部下たちへの性的虐待で告発したニューヨークタイムズ紙の二人の女性記者の奮闘を描いた映画。

氏は捕まり、その後の世界的な #MeToo 運動に発展した歴史的な記事の産みの苦しみは、そのままジェンダーや権力の問題を孕んでいたのだなと伝わるものだった。

実話に基づく話であることと、記事を書くという行為の地味さも相まってなかなか静かに物語が進んでいくため少々退屈なところはあるが、切実さが伝わる演者さんたちの演技に心を揺さぶられた。
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