とにかく重くて、しばらく肩に錘ついてるかのように沈んでしまった。
「行方不明の娘を探す」という出口の見えないトンネルを彷徨い歩く苦しさが、これでもかと言うほどに表現されていて、石原さとみさんほんとうにすごい。ホテルで食事してるシーンとか、瞼の微細な動き一つで感情の変化が伝わってきてさすがに怖くなった。まさに怪演と言える。
中村倫也さんも、報道記者として揺れ動くだけど多分仕事があんまりできない感じがナチュラルに醸し出されてよかった。徹頭徹尾中途半端。
青木崇高さんは最高。ホテルで煙草吸うシーンも、最後のシーンも、ありゃずるいわ。
今年観た映画の中でも上位に食い込むほどインパクトのある映画だったけど、石原さとみあんなにくたびれても綺麗なのだけあれはなんなん?性格悪くてもずっと綺麗やん?
最後のあのおっさんなんやったのか。これだけがマジで納得はできない。