AbeCinemaTV

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

4.4
ブラピの制作会社planbが制作し、キャリーマリガンが主演し、ハリウッド大作として公開されたことは評価できる一方で、アカデミー賞に何も引っかかっていないというのはちょっとどうかなあと感じる。アバター評価するんだったらねええ、、、こっちも。アカデミー賞はアメリカの業界人が大量に投票しているわけで、限られたメンバーでないわけで、、、。ちょっと残念。作品はまあ丁寧に作られている。過度にわかりやすくもせず、かといってポップさも失わない。キャリーマリガンがすっかり大人な女性になっている。プロミシングヤングウーマンにも出ている。何か強い意志を感じる。少し人物が色々出てくるので、かなり集中して見ないと、私はたまにこの人なんの人だっけって思ってしまった。実際製作陣もメンションしているらしいが、やはり大統領の陰謀を思い出さずにはいられない。詳細に事実を丹念に追うことが名作になることはすでに証明済。本作もそれに倣って名作の道を辿るだろう。ハーヴェイワインスタインの扱いも最高。宇多丸さんのいう通り、映す価値無し!二人の記者の旦那がいい。理解しあっている。もう少し休ませてあげたいと思う反面、信念のために仕事に打ち込むのは正義なのだなと、自分の今の姿を改めて肯定できる映画になった。自分にとって特別な映画になったかも。しかしほんとにひどいなハーヴェイ。
AbeCinemaTV

AbeCinemaTV