主演の円井わんは『コントラ』を見て以来 気になっている役者さん。
チョイ役ながら他の映画だったり、テレビCMなんかで見る機会はありましたが、こんな面白い設定の作品に主演というのは嬉しい次第。
今作の吉川さん役も見ていくうちに目が離せなくなるような存在で、いい感じのキャラクターでありました。
同じ時間軸を繰り返す設定。
社員の(メガネの)村田が映画好きなようで。過去のタイムループ作品に触れる場面もあったりして。そんな中からヒントを得て、脱出のポイントを探っていきます。
初めに推察した作戦はタイムループの要因ではないことがわかり、さらに次の道筋を探っていくと。
それが、ある意味で 部長が心の奥で囚われていた、過去の作品であると…なるわけですが。
それに立ち向かう社員たちの団結力、熱度は行動として見て高まりますし。
一方で その“作品”という部分からは、感情や自己実現というテーマを揺さぶられるという。
単純に映画として面白いのですが、思いのほか深いアプローチであるなと。
ほんの一週間の(?)密室劇ながら、すごく良い作品を見たなと感じさせるものであると思います。
現実世界では月曜日がくると、プチ憂うつだったりするんだけど。
映画では新たな月曜日を迎えて 皆安堵するという、これぞファンタジーw