タイムループもの。マキタスポーツがめちゃいい演技してる。コメディちょいふざけおじさんの枠を確立してる。リリスクの劇中歌めちゃよかったからもうちょい劇中に絡んでもよかったかも。
一定の決められたルールの中で進むからこそのルール設定が結構な肝なのに後半やや雑いとこがあってしんどい。あとテンポもちょいと微妙なので序盤が丁寧すぎるゆえに後半ややルールが壊れていくとこがある。
引き抜かれたいクリエイティブ事務所がある主人公、マキタスポーツが漫画家を目指している、など夢を追いかけるそれぞれの人生とタイムループがほのかにシンクロするところは良かった。
カット割や演出は邦画の中では非常にスタイリッシュに作られていてその点も80分という分数とワンシチュエーションという制約の中での良さがでていた。
タイムループだけど個々人のスキルセットは何故か蓄積されていくという不思議スタイルと、記憶ベースだけで話が進む中で徐々に記憶が積み上がっていくという謎ロジックがしっくりこなかった。
ベースの繰り返しはあるけど1週間の中では仕事をクビになったり引き抜きの話がなくなったりするのでその辺もやや終盤は雑になっていく感じはある。一人の夢を叶えるためにみんなでというプロットの方がわかりやすいので仕方ないのかもだけど!
寝落ち→夢?の流れはめちゃくちゃ良かった。よくあるやつ。
キャスト★3.5
ストーリー★3.4
プロット★3.5
バイブス★3.6
演出★3.9
音楽★3.8
映像★3.7
全体★3.6