タイムループコメディ。
今作では、主人公たちが1週間という時間に囚われるという設定です。
『大きな家』の竹林亮監督作品ということで観ました。
〔『14歳の栞』を観たかったんですけれど、『14歳の栞』は劇場でしか観られないやつ〕
タイムループもののポイントは、
記憶は引き継がれるか。
タイムループを意識できているのは、どの範囲の人間なのか。
タイムループを意識できている人間は、囚われた時間のループからどのように脱出できるか。
それは、科学的合理性持っているか等々。
タイムループものは、1970年代から自分は考察?していると自負しておりましたので、2020年代にはもうかなりお腹いっぱい。
今作は、タイムループ映画史上、新たな知見はほとんどなかったですけれど、楽しい映画でした。
オフィス内の上司部下、先輩後輩同士のディスコミニケーションあるあるが描き出されます。
役者さんたちの魅力でどんどんストーリーに引き込まれていきました。
同じ時間を繰り返すから、本業のアイデアが練り上げられて、案件が洗練されていくところとか、笑っちゃいますね。
吉川朱海(円井わん)は、日々締め切りに追われながら、小さな広告代理店で働いている。
朱海は、行き詰まった仕事を片付けるため、今度もオフィスに泊まって月曜日を迎えてしまった。
月曜日の朝、鳩が窓ガラスに激突した音で朱海は目覚める。
そして、後輩たちから「自分たちは同じ一週間を繰り返しています」と告げられる。
半信半疑の朱海だったものの、色々根拠を示され、納得せざるを得ない。
後輩たちは、タイムループの原因は部長(マキタスポーツ)にあるという仮説を立てており、なんとか部長に知らせようとしていた。
しかし、有象無象が部長にストレートに言っても取り合ってもらえない。
朱海→シゴデキの朱海の先輩→言葉に信頼感ある上司→部長の順に上申し、タイムループを認識させようとする…