しらすごはん

ターンのしらすごはんのレビュー・感想・評価

ターン(2000年製作の映画)
3.8

タイムループものの佳品です。

1日という時間に囚われる女性の物語。

しかも、彼女が閉じ込められた世界には彼女以外の生き物がいない。

北村薫原作の同名小説の映画化です。

2000年、公開時に観てます。

時間の囚人となっても、自分を見失わず、自暴自棄にならずに生きていく主人公が素敵でしたね。

牧瀬里穂がハマり役。

みんな大好き北村一輝が今作でも暴れてくれます。

他に類をみないタイムループの設定がおもしろかったし、物語も洗練されているのに、Filmarksでは意外に低評価なのは残念です。

『侍タイムトリッパー』より、すんなり今作の世界観には入れるんだけどなぁ。


新人版画作家の森真希(牧瀬里穂)は、バイクに乗って急ぐ道中、トラックと正面衝突する。

その衝撃から目覚めると、前の日の同じ午後3時15分に引き戻されている。

その世界には真希以外の生き物は存在していない。

同じ日々を繰り返す孤独の日々が延々と続く。

ところが、ある時、真希 の家に1本の電話がかかってくる。

それは、真希の作品を使わせて欲しいという泉洋平(中村勘九郎)からの依頼だった。

グラフィックデザイナーの泉と、なぜか繋がり、電話で関係を維持できたのだ。

また、真希は、誰もいないはずの孤独な世界で謎の男=柿崎(北村一輝)とも出会うことになる。

柿崎は、無人の世界にいることを良いことに、傍若無人に振る舞う。

真希にも危害を及そうとする。

外の世界の泉と真希が繋がった理由とは?

柿崎はなぜ現れたのか?

はたして、真希はループから脱出することができるか?
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