広島出身の監督が、
2018年の西日本豪雨災害の
ことを描いている。
多島美という言葉通り、
瀬戸内の海、島を美しく撮っているが、重く辛いテーマだった。
災害で妻子を亡くした男(東出昌大)とうつ病で教師を辞め、
島に来た女(三浦透子)の喪失と
再生物語。
前半、島の人々の作り物感や
段取り的な流れが気になりつつも、大切な人を亡くした辛さを
抱えた描き方と真摯な演技で、
涙があふれた。
印象的な黄色い風船の
効果的な使い方にまた、
涙。
「幸せの黄色いハンカチ」と対称的。
ポスターもそうだが、パンフも写真が逆になっている。
パンフにはシナリオ(決定原稿)が掲載。
現場で、改訂された所とか、
気になる。