香川照之が生む余白を楽しむ映画
題名のシンプルさに惹かれて鑑賞
宮松(香川照之)はエキストラ役の俳優
時代劇のエキストラシーンから
出番が終わって
トボトボ歩きながら居酒屋へ
ビールを頼んで一息
からの襲撃シーンって
これもエキストラシーンやったんかーい
とエキストラシーンと現実と妄想が
入り混じり戸惑いを感じます
そこに元同僚の谷(尾美としのり)が登場
宮松は元タクシー運転手で
記憶喪失である事が判明
谷の誘いで妹に会いに行く事に
実家に住む妹夫婦
そこへ帰ってきた記憶をなくした宮松
この三人が醸し出す空気感
宮松に何かを隠しているような
何かを言いたそうな
そして思い出せない宮松
ここら辺の不穏な空気感は絶妙でした
記憶喪失中の朴訥な演技
煙草を吸うシーンの深み
劇中では直接的な説明台詞も無いので
香川照之の演技で感じとる映画
だが、それがいい