のりちり

美と殺戮のすべてののりちりのレビュー・感想・評価

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
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映画館鑑賞。

主人公は、製薬会社の寄付をやめさせようとするデモから映画は始まる。
一体何が起きているのかまったくわからなかった。
観ていくうちに、最初は自分の姉の自殺から始まっていたことがわかる。
優しい姉に対する親の不当な扱い。
自分も姉のようになるのではないかと里子に出される。
なんで、そんなことを?

そこから彼女の人生は、自分を受け入れてくれる世界に行く。
そうなることで彼女は居場所を見つける。
それで打ちのめされることがあったりもした。

最後は、自分が中毒になって危うく死ぬところだった薬を発売した会社に対して手をあげる。
ここは日本と同じで、行政は何もしてくれない。
それを乗り越えて、自分たちは勝利する。

また自分の両親に戻る。
あんなことをした両親は、仲良く夫婦をしている。
自分や姉にしたことなんかをすっかり忘れたように。
ここが彼女の原点だったのに。
普通が何かと言われたらう~んとは思うけれど、普通の道を選ばせてはくれなかった毒親なのは確かだ。
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