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ルードボーイ:トロージャン・レコーズの物語のtakaのレビュー・感想・評価

4.5
レゲエをはじめ音楽の素晴らしさを再確認出来るドキュメンタリー

ソウル〜R&B期、SKA、レゲエ誕生、スキンズ他、章立ての構成
人種差別や移民問題など社会的背景にも言及

偉大なレジェンドたちが多数出演しているが再現シーンも多い
近年亡くなったリー・ペリーやバニー・リーの貴重なインタビューも


デューク・リードらがジャマイカンミュージックの窓口としてイギリスで立ち上げたレーベル「トロージャン」
自分自身このレーベルの音源たちにどれだけお世話になったことか

ジャマイカ移民たちの拠り所となっていたこれら音源は、大手ラジオ局に無視されるも海賊ラジオによって伝播
労働者階級の強い共感を得て益々広がりチャートの上位を占めるまでに
欲が出てコマーシャル化するが諸刃の剣
やはりレゲエはレベルミュージックであると痛感

紹介される曲の数々は断片的だが、名曲の存在感を発揮しすぐさま胸に突き刺さる
リズムとメロディに身を委ねる多幸感に思わず涙が

ジャマイカンミュージックファンはもちろん、入門としても大変観やすい作品
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