ちくわ

サントメール ある被告のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

サントメール ある被告(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

実話で、実際の裁判の発言を用いた作品、というところだけが、この作品の見せ場の全てなんじゃなかろうか。
しかし、あんな感情論の裁判ってあるんだな。
弁護人のキメラの話も実際の発言なのかしら。

私の為にまとめると、被告人は毒母に育てられ、移民であることでの孤独や差別を感じ、その中で子育てをする事に不安を感じ、自信を無くし、自分は子供に対して自分の母親のようになってしまうのではないかと悲観し、子供を殺してしまったって事なんだとは思う。
妊娠しているヒロインは環境が似た被告人に激しく共鳴してしまった。

私も母親だけど、ごめんなさいってくらい全然響かなかった。
ギリシャ神話とか他に挟まれた映像もさっぱりだったので、私の知識不足が原因なのだけど。
ヒロイン達の気持ちは理解できる。
ただ、芸術路線作品にありがちな、説明不足で観てるものに委ねる感じ、過去に何が起こった上での現在なのかが分かりにくすぎる感じ(特にラマの)がダメだった。

ただ、アフリカ人に対するあからさまな差別発言には耳を疑った。
ちくわ

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