後半戦、怒涛の展開に画面に釘付けになってしまった!
街並みやカラーやネオンサインが賑やかで華々しく、なんかSFを見ているみたいだった。作り込まれた風景の中で、一見難しい顔をした「死」が、「生」よりも
陽気な顔をして劇中に登場してくる。
そのアンバランスさにセンスを感じたし、アダムドライバーとグレダカーヴィグの演技、謎の男の演技に脱帽。
こんなへんてこな物語を可能にしてしまうなんてさ。
ヘンテコでおかしな世界の中に、とにかく真摯に誠実に監督が、彼の哲学を挿入していたから、最後には清々しく感動してしまった自分がいた。
小さな諦めとおおきな決意を持って、日常を希望とゆう名前にでっち上げながら、生きてやろうと思う。
もう一回じっくり観たい。