Kuroita

リバー・オブ・グラスのKuroitaのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
4.0
やっぱり好きだ、ケリーライカート。
心の虚無感みたいなものは、幼少期に経験したことと繋がっているのかもしれない。
生まれてから地続きの人生を一度は脱線してみたくなる気持ちを、小さくてささやかな逃走劇にして見せてくれた。
だあれも遠くには逃げられないよって、自分からすら抜け出すこともできないわたしたちを、嘲笑うかのように映画は進むけれど、ブレーキじゃなくて、思い切りアクセルを踏み込むようなラストにはびっくりした。
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