これ!とっても良かった!
カティオウティネンが美しく、初めて彼女を素敵だなと思った。
少しくっついた目鼻立ちも薄明かりの朝みたいな淡い色調の瞳も小さなそばかすも、ソバージュの金髪も、だるそうに燻らすタバコも、何もかも。
男性も素敵。
無表情に近いのに気持ちが透けて見えてしまうのは、彼らの中にある力強い意志のせいなのかな。
演歌の世界を究極おしゃれにしたら、きっとカウリスマキのこの世界になると思う。侘び寂びがあって、こぶしで歌う。
最後に旅立つのは、パラダイスかそれとも!?
今回のカウリスマキが1番話としても面白かったな。
なんか人間らしい熱さが、少しだけ無表情の人間たちから、滴り落ちてしまった感じで、好きだったなぁ。
ポスター的な世界観のかっこよさは健在だけど、その中をちゃんと生きてる人間が行き来している感じがした。
毎日イモだ!
が、笑えた。