原作ファンなので、実写化と聞いて不安があった。有村架純も原作のちひろさんと比べると雰囲気が甘すぎないか?と思ったが、「監督:今泉力哉 音楽:くるり」と知って見ることに。
有村架純、素晴らしかった。変に力が入らず自然体で、ちひろさんの雰囲気を上手く出していた。
ストーリーもさすがは今泉監督といったところで、間の使い方がほんとに良い。
でもやっぱり原作ファンとしてはいろいろ言いたくなるわけで…(笑)
なんであのエピソード入れないかな?とか、ちひろさんタバコも吸うしもっとガサツだし、こんな良い人じゃないけどな〜とか。良い人じゃないけど格好よくて優しいのが魅力だし。
オカジももっと家族ときちんとぶつかるのにな。あの話のちひろさんのセリフも凄く良いのあるのに…とか。
あとバジル姉さんもあんなちひろさんに噛みつかないし、魅力的なニューハーフなんだが…とかとかとか。
でも原作知らずに観たら、もっと素直に感動出来たと思う。
店長のリリー・フランキーは良かったな。彼はああいう、枯れた感じの男やらせるとほんとに上手いねぇ。
ちょっと映画はちひろさんの聖女化が過ぎた気がするので評価はこんなもんで。