【2023年 鑑賞47本目】
どこか捉えどころのない、それでも知りたくなってしまう。不思議な雰囲気を持ちながらいろんな性別・立場・年齢の人を引き寄せるちひろさん。
小さな街でちひろさんを中心に穏やかに流れていく。言葉は多くないし、はたから見ると何を考えているのか分からないそんな存在。でも言葉の節々に深みがあって重みがある。芯のあるまっすぐなそんな存在だって思える。いつの間にかちひろさんを好きになってしまう。ゆっくりと流れていく時間を、何気ない日常をちょっと立ち止まって考えることができる気がする。海の底に沈んでる、そんな時間も必要だなって思える。