テレビアニメ“PSYCHO-PASS サイコパス”シリーズの集大成となる劇場版! 2019年公開の劇場版“PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に_”とテレビアニメ3期をつなぐエピソードを描く。
2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席した常守朱のもとに、外国船舶で事件が発生したとの知らせが入る。朱は厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場へ急行するが、捜査権はなぜか外務省海外調整局行動課にあった。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだストロンスカヤ博士の遺体が発見される。刑事課一係は、この事件は行動課が以前から追っていた組織・ピースブレイカーが博士の研究を狙って起こしたものだと知り、行動課との共同捜査としてチームを編成。そこには、かつて公安局から逃亡した狡噛慎也の姿があった…。
システムによる監視社会に戦慄を覚える作品! シビュラシステムによって、人々の精神状態を数値化できるようになり、治安は劇的に改善。犯罪は一種の病気とみなされ、犯罪を起こす可能性が高い潜在犯も施設に収容されるようになり…。
本作のテーマは、人間とシステムの共生。しかし、どんなシステムにもバグや脆弱性があり、そこにつけ入ろうとする輩が後を絶たない。また、有罪無罪の判断をシステムに委ねることは、生きる権利を放棄するに等しい。
システムは有益なものだが、その運用を司るのは、あくまで人間でなければ、人間はその存在価値すら失ってしまう。
