「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の記憶の取り消しのために鑑賞。
松竹 SHOCHIKU。
【慰めではなく本気の恋へ】
ひねりはないがスパイスは効いていると思う。
具体的には、千輝くんのファンクラブ的な女子の物語に閉じ込められないような、キャラ付けを否定する発言。あと冒頭のミスリード。
ヒロインが可愛すぎるので、なんだかんだ見れる。でも、ヒロインの幼馴染みたいな人の方がスクリーンに映えそうだと思った。
ジャニーズやばいことになってるけど、ジャニーズ恋愛映画からしか摂取できない栄養はあると思う。
ティーズ向けキラキラ感。
めっちゃ千輝くんもかっこいい。だがしかし、ヒロインと並んで滑舌が絶望的。全編英語で字幕ならもっと評価高かったかも。多分キャラ付けも影響しているのか。
恋愛はストーカーになることって言うのは今まで真理とされてきたけど、時代の流れでただの犯罪になっていくんだろうなと思う。
結局千輝も真綾のストーカーであって、片思いのぶつかり合いであって、と言うエンド。二人は幸せなキスをして終了っていうノーマルはいつ書き換えられるんだろうか。
片想いは好きが終わらないから、っていう千輝の思考はわかるぅってなってた。
片想いごっこなんて続くねーじゃん!と思いながらも好きあらばきゅんきゅんさせてくるね。
正直キラキラティーンズものではあったし、同調圧力によって周囲を気にしてばかりの日本の学生の恋愛は非常に思い切りがない、そういう問題ばかりを映画の中でされても、なんて考えた、でも二人が結ばれた時の多幸感を考えたのと、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見た私の心は癒やさずとも微かなエネルギーをくれたので、少し高めのこの評価。