Nちゃん

少女は卒業しないのNちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

少女は卒業しない(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

廃校を控え、校舎の取り壊しが決まっている高校。
卒業式に答辞を読む山城愛美。
進学のため上京するバスケ部長・後藤由貴は、地元に残る恋人・寺田との関係が気まずくなっていた。
軽音楽部長の神田杏子は、幼なじみの森崎に思いを寄せている。
クラスになじめず図書室に通う作田詩織は、図書室の管理をする坂口先生に淡い恋心を抱いている。
そんな4人の群像劇。


まず、ストーリーを全部鑑賞し終えたところで「少女は卒業しない」というタイトルセンスに呆然とした。
無くなってしまう校舎から、いつも共に過ごした仲間や先生から、愛している恋人から、
こうして若かりし頃の学生生活を振り返ってみると、苦労や嫌な事のほうが多かった学生生活も卒業式当時だけは無駄に“学生生活も嫌じゃなかったな”みたいな気持ちになるにが気に入らなかったし、卒業式後の「地獄のアディショナルタイム」も私は嫌いだった。
過去の学生生活を美化してしまうのが卒業式ならば私は早く卒業したかったけど、こんな4人のような素敵な卒業式もあるんだな。

しゅんが亡くなっていたこと、しかも去年亡くなったというニュアンスがいまいち伝わりずらかった。
二人でお弁当を食べていたシーンだけ唯一過去のシーンだったということだね。
だから山城愛美が答辞を読む事に驚く生徒がいたんだね。(しゅんが亡くなったことであらかた山城の存在が生徒たちの間に広まっていたから)
だから卒業式に向かう山城の表情がえらく儚げだったんだね。
しゅんは「卒業したくない」と言っていたから。

ここではあえてバンドのライブには触れないでおこう。

藤原季節ぴの落ち着いた大人の先生役がたまんねぇ♡
Nちゃん

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