ジャズピアノといえば彼とビル・エヴァンスをよく聴いていたことを思い出す。
学生時代「Night Train」というアルバムをよく聞いていて孤独な大学生活の時間にほんのひと時の贅沢さを与えてくれた。今でも感謝をしきれないのだが、そんな彼のドキュメンタリー映画が公開されたことで見にいった。
サブスクでも見れるとのことだったけれど、やはりいい音声で聴きたいということであれば足を運ばなければならない。
感想としてはとても良かったに尽きる。
オスカーピーターソンの功績と後世の影響がうまくまとめられていて往年のファンやジャズが好きな人は楽しめるだろう。
ただやはり人種隔離法からBLMの流れはどうしても押さえないといけない。
これは人種隔離法による黒人差別が蔓延ってたアメリカにおいて音楽が重要な機能を持っていたっていうのはどうしても切り離せないというのが本音だろう。
音楽が人の心を動かしてきたし、それが社会運動につながっていったというのはオスカーピーターソンもその一人だからだ。
キング牧師の活動に触発した彼は「Hymn to Freedom」を生み出して、オバマの大統領就任式でこれがセレブレーションで演奏されたというのは彼の思いや社会運動が国や人を動かせるパワーを持っていることの証明なのだろう。
ありがとう！
