のこ

オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン:ジャズ界の革命児ののこのレビュー・感想・評価

5.0
起きたらピアノ~寝てもピアノ~昼もピアノ!
ジャズピアノが大好き 大好き!
好きだからこそ~の人生 
オスカーピーターソンはカナダ人だったんですね!

上映待ちの劇場内では~
エマストーンが主演女優賞決定で、あの不協和音がキン キン鳴り響いてましたが~♬
オスカーピータソンの映画が始まって~
彼の演奏で、やっと私の心に平和が😊

彼の独特な和音展開に モダンな和声表現!
人の心をあれあれ~と洒落た方向へ導いていくような~
洗練された音の世界観! 
オスカーピーターソン聞いたことがある人もない人も~
彼の奏でる 心の叫び~
歌も歌ってて!! 
ナッキングコールと大親友 
二人とも素敵なピアニストでありヴォーカリスト
ナッキングコールの歌とピーターソンがピアノ 
このシーンも是非~😊

そして、流麗なアドリブ~「鍵盤の皇帝」と異名をとった
彼のピアノ演奏を存分にお楽しみください。😊

船乗りの父親がオルガンを買って、妻に教えて子供にも~
5歳の時にトランペットとピアノを
7歳で結核になり トランペットは止めて
ピアノの道へと~ 

ボリュームある体 そして大きな指で軽やかな演奏!
スイング~スイング~スイング!!!
どうやって弾いてるの~と
左手も右と同じように激しく動いて~😲
88鍵をフルに使いこなすダイナミックな演奏~

基本のジャズの速い弾き方回し方を専門家にきちんと習って!
20歳までは絶対に麻薬をやらない~
父親がきちんとした考えを持って子供たちを教育して行ったからでしょうね!
有名になっても決して天狗にならず~
ハッピーな演奏を常に与えてくれた!

ある時、ノーマン・グランツ(アメリカのプロデューサー)がタクシー内から聞こえたピーターソンの演奏が
ラジオからと思ったら ライブ中ということで
そのまま 彼のライブ先へ~
そこから始まったご縁!
カナダからニューヨークへ~
空港で入国後、カーネギーホールでの演奏許可が下りなかったが ノーマン・グランツが会場で許可!
アメリカ進出成功!!!
彼の演奏は アメリカ独特の雰囲気とは違って~
洗練された演奏!
強靭なタッチと明快な演奏は聞く人の心もハッピーに😊
麻薬に手を染めなかったのが 人生の勝利と思いますが~

黒人差別は有名人になっても心痛めて苦しんだピーターソン!
演奏するホテルのトイレも使用禁止になって 
そういう時にいつもノーマン・グランツが気遣ってくれる
ホテルを貸し切りにしてくれたり~

公民権運動でキング牧師の演説に共鳴して
作った「自由への賛歌」
黒人も白人と同じ自由と人間の尊厳が叶えられるよう願うピーターソンの心が沁みて~

その後 脳卒中で左手が不自由になったが
妻(3度の離婚を経て白人の妻と結婚)の励ましと子供のためにリハビリを経て再び演奏家に!

どんなに苦しくても 乗り越えて 前に進んで行くピーターソン!
大きな体と太い指 だからこそ軽やかに演奏できる!
モダンな作風も心地よく
大学の学長にもなったオスカーピーターソン!

何が凄い~
一番はピアノが子供の頃から大好きだったこと
(練習が嫌いな子もいるのにw)
圧倒的な演奏力 迫力ある体 大きな指で軽やかに弾く

そして84分 私の心を虜にした~
モダンな和声展開する音の響き 
モードな、4度展開、sus4
これは忘れない収穫!!
彼、独特の和音展開がたまらない!
素晴らしいひと時でした😊

あとビリージョエルがいろいろ彼のことを解説してますが
ビリーも「オネスティ」の頃から年重ねてだれだったのかな~一瞬忘れて余分なことですが「素顔のままで」が私のお気に入り
そしてジャズの歌姫~
エラ・フィッツジェラルドの素敵な歌声にルンルン~😊
今作ではないですが 「ユア・マイ・サンシャイン 」「ワンノートサンバ」が好き

ジャズ好き 音楽好きの方は是非 大スクリーンでご覧ください。

☆名古屋栄パルコセンチュリー センチュリー1(大きい方の部屋)
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