キュンキュンさせてもらった最高のラブストーリー！ハリー・スタイルズのファン小説が元になっているとのことだけど、本当にキラキラの瞬間がいっぱい詰まってて、映画が二時間の幸せをくれるものだとしたら、まさにこの映画はそのものだと思う。
アン・ハサウェイが魅力的だし、何よりヘイズ役のニコラス・ガリツィンがカッコよすぎて。冒頭のトイレでの鉢合わせシーンから二人のケミストリーが完璧で、二人のラブストーリーの続きを見たいと思わせる文句なしの掴み。そしてコーチェラでのコンサートシーン。最高すぎた。
二人だけの世界になっていないところも好き。世間の厳しすぎるバッシングのなかで、娘のことを一番に思う心。そのなかでヘイズが何度も「諦めるの？」って問いかけて、またその時のニコラス・ガリツィンの瞳に涙が滲む表情が良い。ソレーヌとヘイズが互いの想いを確かめ合うシーン、すれ違うシーン、ソレーヌと娘イジーの葛藤シーン、そのどれもがエモーショナルですごく良かった。ソレーヌとヘイズの聡明なところが何よりも好き。
この作品ではバッシングについても考えさせられた。誰にも、誰かの真剣な想いを茶化したりする権利はないっていう、そんな気付きもあった、素敵なラブストーリーだった。
