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猿の惑星/キングダムのmmsanのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間30分という長尺を全く感じさせないスピーディーで迫力ある展開で、あっという間に終わったという印象。エイプたちの細かな表情や毛並みなど、どんどんと進化していく映像技術の素晴らしさには目を奪われるばかり。
前作から数世代経ったという時代設定のため、シーザーは神格化されて、言い伝えのなかに登場。それだけでも胸が熱くなるものがある。
新たな主人公ノアは、荒削りながらも聡明なキャラクターが魅力的。そしてノアが出会う人間の女性メイが、想像していた感じと随分違う方向に導くトリッキーな存在で、これからの展開をより一層複雑にしていきそうな予感。メイに対する若干の失望が、人間という存在に期待するこちらの傲慢なのかもと思わされる。
結局、共存なんて夢物語なのか。というシーンの連続が苦しいけど、ノアが出会って一緒に旅をするラカというエイプの、互いを思いやる心が泣ける。
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