アン・ハサウェイ演じる40歳のシングルマザー、ソレーヌ・マルシャンが、20代の年下のイギリスのボイバンドに所属しているヘイズ・キャンベルとのラブストーリーを描いた本作。
1D のハリー・スタイルズのファンフィクションとして原作が描かれているということなのだが、確かに最後の『The Graham Norton Show』のソロ歌唱、インタビューのシーンは実際のオマージュのように思える。（どこかに比較動画が出てた気がする。）
アイドルとの恋愛を描いているのだが、その中で年齢差別や社会的期待、SNSが絡んで現代的な問題提起もしているように思える。
久しぶりにこんな恋愛恋愛した作品を見て、まあ上手く行き過ぎではと思う部分も無きにしろあらずだったが、個人的に好きだったのは娘が「Is he a feminist?」って聞いたところ（まじフェミニストじゃないとだめよね笑）と、ソレーヌが40歳を謳歌しているところかな。
若さは社会的に優遇される一つの要素かもしれないけど（女性であればなお）、今20代で10代だった頃は楽しいけどしんどいし正直20代もしんどい時期が長い気がする。30代以降はもっと自分らしくいる女性が多くいてかっこいい。私も毎年自信を持って年齢を重ねられる精神でいたい。
にしてもNicholas Galitzineのフリ幅がすごい。『Bottoms』からの『The Idea of You』だもんね。
