Miri

ボブ・マーリー:ONE LOVEのMiriのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.8
仕事の関係で試写に招待されて鑑賞。
試写会のため、監督のレイナルド・マーカス・グリーン、主演のキングズリー・ベン=アディル、プロデューサーでボブ・マーリーの息子のジギー・マーリーが登壇。

ボブ・マーリー名前を聞いたことあるくらいで曲は知らないと思っていたが、劇中で知ってる曲もあり、こんな詳しくない人でも一度は聴いたことある曲を作った人なんだと感動した。当時のジャマイカの厳しい社会情勢に翻弄されながらも音楽を社会問題や平和を訴える手段として使ってるのが、今のアーティストとは違うと感じる。
また、その社会に対する怒りや平和を求める声を芸術として世に発信するために彼が経験しなければいけなかったものが、家族や知り合いが映画制作に携わっていることもあり深く描かれていたように感じる。
国民の植民地支配から自ら権利を獲得してきた人々は強い。

今だと自分のプラットフォームを使ってガザでの停戦を訴えている『Hind‘s Hall』を作詞作曲したMacklemoreを思い浮かべた。

今世界が一番平和を求めている時に最適な映画だと思ったし、芸術のあり方というのを改めて考えさせられた。
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