キモサベ

さすらいのボンボンキャンディのキモサベのレビュー・感想・評価

2.7
個人的には“アウトっ!”・・・でした

すみません突然に・・・主人公の仁絵には、感情移入できませんでした、という意味です

逃避なのか、不満なのか、業なのか、あまえなのか、そもそもの“動機”がよくわかりませんので、観ているこちらは仁絵に寄り添うにも寄り添えない、みたいな・・・

本題です
昼間っから、どこかの球場で野球観戦(・・・おそらく観戦してない)しながら『“黒霧島”で“カツオのたたき”喰ってる』女性・・・別に、いいんですよ、いいんですけど、自分はちょっと引いちゃいました

これは居場所不定の女性の居場所探しのドラマ・・・なのでしょうが、本来の生活の“生”が“性”に入れ替わっちゃっているじゃないですか

見ず知らずの男と体を重ねるのではなく、その思いをまずは仁絵自身の心に重ねてほしかったです・・・なぁ〜んて、それじゃ面白い映画にはならないか

それと、展開なのですがマサルが音信不通になってから以降の描き方が“雑”に思えました
・マサルの同僚やその弟(その弟は後にゲイに転身)
・別の男遍歴
・おじさん
・母の死
・亭主のいきなりの登場
などなど、残念です

【追伸】
電車の車掌さんって言ってましたよね、マサルさん
・・・の割には立派な“彫刻”(タトゥー)してましたねぇ
キモサベ

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