パピヨン

桜色の風が咲くのパピヨンのレビュー・感想・評価

桜色の風が咲く(2022年製作の映画)
4.3
パンフレットに記された「9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智の生い立ちを描いた実話」。これだけで自分の悩み不満を含む人生の向き合い方が全否定される衝撃ですね。実際にこれ程までに強い人間も存在しているわけでそしてそんな人間の周りには素晴らしい応援団が居るんだなーっと。苦難に立ち向かう息子のために母親が考案した指点字がこの親子のコミュニケーションに留まらず盲ろう者全てのコミュニケーション手段の一つとなるなんて凄い。
色々な感情を掻き立てられた2時間弱でした。本作品こそ国境も文化も越えて必ずや拡がること間違いなし。
パピヨン

パピヨン