パピヨン

ナポレオンのパピヨンのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.8
誰でも名前は知ってる「ナポレオン」でも誰でもが知ってるわけじゃないフルネーム「ナポレオン·ボナパルト」と その功罪ですね。
18世紀末のフランス。軍人のナポレオンは大活躍を続け総司令官に その後更なる快進撃の末にクーデターまで起こしてついにはフランス帝国の皇帝にまで登り詰めるのです。でもそれ以外の私生活では満たされず ますます戦争に没頭するようになり無益な侵略を繰り返し···。
巨匠リドリー・スコット監督(「エイリアン」「ブレードランナー」「テルマ&ルイーズ」)の戦場の描写は“さすが”です。馬の胸に砲弾が炸裂!湖の氷が割られ次々とのみ込まれる軍人たちと馬!現代の遠隔攻撃の戦争と違って 目の前の人間を叩き潰す様は残酷で耐え難いのです。そして主演のホアキン・フェニックス(「グラディエーター」「ジョーカー」「カモン カモン」)は文句の付けようのないほど 歴史的人物を構築してみせます。
と 自分にはこの2点が突出した作品でした。それ以下でもそれ以上でもありません。
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